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「冷え」から体を守って健康と美しさを。健康文化をクリエイトする「株式会社レインボー」

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【2014年9月】冷え治療の第一人者

川嶋朗先生 独占インタビュー

川嶋朗先生

元気で長生きをしたければ
体を温めて体が冷えないようにしてください

健康で長生きするために、病気を改善・予防するために、レインボーでは体を温めることの大切さを提唱してきました。
現代人の体が冷えていることや冷えの怖さについていち早く警鐘を鳴らしてきたのが、今回ご登場いただいた川嶋朗先生(東京有明医療大学教授)です。川嶋先生は、多くの患者さんをときには冷えを解消することで治療してきました。「心もからだも『冷え』が万病のもと」など、冷えに関する多数の著書をもつ冷え治療の第一人者です。本サイトでは待望のインタビューに成功しました。その模様をお伝えしましょう。
安保徹先生(新潟大学名誉教授)は「体温が1℃下がれば、免疫は30%、代謝は12%下がる」と言われていますが。
それは実験、研究によって明らかになっています。
免疫を司っている白血球は、異物が体内に侵入すると血管を通って急行しますが、体温が下がって血流が悪くなると、到着するまでに時間がかかってしまいます。さらに、敵である異物を目前にして動きが悪くなることも判明しています。このようにして免疫力が低下し、病気と戦う力が弱まってしまうのです。
がんの免疫療法を受けていたにもかかわらず、血液1マイクロリットルあたりのリンパ球の数が500個から600個にしか増えなかった患者さんが、うちの病院へ来て湯たんぽを使って体を温めたところ、理想値の範囲に近い1,600個まで増えました。体を温めると免疫細胞を活性化させるだけでなく、数も増やします。

大人は運動不足
子どもは過保護が体を冷やしている

なぜ現代人の体は冷えているのでしょうか。
大人と子どもに分けて考えたほうがいいでしょう。
体温を作り出しているのは主に筋肉です。男性と比べて筋肉の量が少ない女性に冷えが多いのはそれが影響しています。もちろん、男性も中高年になって筋肉の量が落ちてきますから、歳をとると冷えが現れてくるのは女性と同じです。もうひとつ、筋肉で作られた熱を全身に運ぶのは血液ですから、血液の流れが悪くなると体温は上がりません。
この二つの点を考えると、運動不足は大きな原因のひとつです。その他、エアコンや薄着、冷たい飲み物、体を冷やす食べ物などが冷えを招いています。

体を温めるだけで病気と戦う力が強くなる

先生のところには他の病院で治らなかった患者さんも多く来られていますが、やはり冷えは病気の原因となっているのでしょうか。
体温が下がると血液の流れが悪くなります。血液は各臓器や各器官へ酸素や栄養分を運んでいますから、これらの働きは衰えてしまいますし、体の中で常に行なわれている化学反応、つまり代謝が低下してしまうのです。体調不良や病気の中にはこのようにして起こるものもあります。
不調は体だけではありません。例えば、うつ病と冷えは関係がないようにみえますが、体温を測ってみると低体温であることは決して珍しくありません。西洋医学のお医者さんはそのあたりを見逃していることもあり、なかなか治療の効果が上がらないこともあります。
薬に頼りすぎでもいけませんね。西洋薬は化学物質で作られているので体を冷やしてしまいます。「食べ過ぎたから胃腸薬をください」と言う患者さんがいますが、薬を飲まないでも、食べ過ぎに注意し、しばらく食べなければ治るのですから。
筋肉の量を落とし、体が熱を作る力を低下させるという点では、過度なダイエットにも注意です。運動をしないで食事の量を減らすだけのダイエットは、脂肪よりも筋肉を落としてしまうからです。
これらは主に大人の事情ですが、子どもはどうかといえば、過保護が問題だと思います。冬でも昔は半ズボンでした。必要以上の厚着は、熱を作ったり逃がしたりするという、本来子どもがもっている能力を奪っています。屋外で少し運動したくらいで熱中症になるのは明らかにおかしい。
川嶋先生

熱を作れる体づくりと筋肉、太い血管
内臓を温める

では、どのようにすればいいでしょうか。
熱を作れるようにすることと体を温めることの二つの方法があります。
熱を作れるようにするには筋肉をつけることです。例えば、洗濯物を1枚干すごとに1回しゃがむ。これだけでも十分にスクワットになります。電車に乗っても座らない。駅では階段を上り下りしてエスカレーターは使わない。
これは冗談ですが、「お年寄りには席をゆずらない」ほうがいいのです(笑)。
レインボーでは体を温めることと、運動することを組み合わせた温活を推奨しているのですが。
やはり体を温めることと適度な運動が一番ですから、それはたいへんいいことです。筋肉をつけて、しかも血行も良くなりますから。その人に最適なものを選んで、「少しきつい」くらいの運動がいいでしょう。ただし、高齢者の場合はあまり無理をしすぎないようにしてください。
体を温めるにはどのようにすればいいでしょうか。
私は、座るときは常に湯たんぽを太ももの上に置いています。ただし、これも「しすぎない」ことが重要です。汗をかいてしまうと、体温が下がってしまいます。太ももが温まったら、今度は背中や腰まわりなどと順に湯たんぽを移動させるのです。
その他、腹巻きやレッグウォーマーなどもいいですね。太ももには大きな筋肉と太い血管、腰まわりには代謝に不可欠な内臓がありますから、そこを温めるようにしてください。
お風呂は体温より高めで40℃以下、どちらかといえばぬるま湯に30分はつかってほしいです。水圧がかかりますから、心臓の悪い人は半身浴をおすすめします。
それからよく噛んで食べてください。噛むことで体は熱を作りますし、リラックスもできます。1口につき、30回が目安です。
冷えを解消することで病気が改善した患者さんを私は多数みてきています。元気で長生きをしたければ、体を温めて体が冷えないようにすることが重要です。
川嶋先生
川嶋朗先生 プロフィール
1957年生まれ。医学博士。
北海道大学医学部卒。
東京女子医科大学大学院修了。
ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院留学。
東京女子医科大学准教授を経て、東京有明医療大学教授。
新著に「『無理する自分』を捨てれば病気は逃げてゆく」「自癒力」など多数。
http://www.hanada.ac.jp/
川島先生著書
「死ぬ前に後悔したくないのなら、病院任せ、医師任せはやめなさい」と説く、人生を健やかに過ごすための指南書です。「普通の医師には教えられない」というキャッチコピーのとおり、川嶋先生でなければ語れない内容になっています。
その他、川嶋先生の著書は冷えに関するものが多数あります。お近くの書店でお買い求めください。

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