汗腺活性化が健康のカギ!しっかり汗をかきましょう!
「汗には重要な役割がある」
人間は1日平均約1リットルの汗が出て、特に夏場は5〜10リットルの汗をかきます。日本の夏は高温多湿なので、「汗がべたついて嫌だ」という方がほとんどでしょう。とはいうものの、人間の体は非常によくできていて、汗には重要な役割があるのです。代表的な役割は体温調節です。気温が上昇したり、運動をすると、私たちは自然に汗をかき、これによって体温が必要以上に高くなることを防いでいます。また、汗に含まれる皮脂には皮膚の乾燥を防ぐ役目がありますし、微量ではありますが乳酸などの疲労物質を汗とともに排出することで、体に疲れが残らないようにしています。
ところが、最近は上手に汗をかけない人が増えているといわれています。汗は汗腺を通じて体外へ排出されますが、この汗腺は使わないと退化してしまいます。暑くなればなるほど、エアコンの効いた部屋で一日中過ごすことが一般的になってきました。運動量も少なく、お風呂も湯船に入るのではなくシャワーで済ませる人も増えています。快適な暮らしがもたらす弊害は、体温調節機能である自律神経の乱れにもつながります。さらに最近増え続けている「熱中症」も汗腺の退化が大きく関係しているといわれています。汗をかかない生活が体温調節機能を低下させるため、「熱中症」になる人が増えているというのです。適正な体温を維持するためには、そして健康でいるためには、夏こそしっかりいい汗をかく必要があるのです。
ところが、最近は上手に汗をかけない人が増えているといわれています。汗は汗腺を通じて体外へ排出されますが、この汗腺は使わないと退化してしまいます。暑くなればなるほど、エアコンの効いた部屋で一日中過ごすことが一般的になってきました。運動量も少なく、お風呂も湯船に入るのではなくシャワーで済ませる人も増えています。快適な暮らしがもたらす弊害は、体温調節機能である自律神経の乱れにもつながります。さらに最近増え続けている「熱中症」も汗腺の退化が大きく関係しているといわれています。汗をかかない生活が体温調節機能を低下させるため、「熱中症」になる人が増えているというのです。適正な体温を維持するためには、そして健康でいるためには、夏こそしっかりいい汗をかく必要があるのです。
「汗腺の退化を防ぐ3つの方法」
まず、何より運動です。ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動がいいでしょう。有酸素運動とは、酸素を呼吸によって取り入れ、脂肪を燃焼させる運動のことです。1回につき20分以上、週に1、2回のペースで行うと効果的です。
発汗を促す食べ物の代表的は「ショウガ」です。その他、香辛料、ローズマリーやバジル、ラベンダー、クラリセージなどのハーブ類を料理に使うのも良いでしょう。また、大量に汗をかいた場合は、カリウムが不足しますので、カリウムを含む食品として知られるバナナやミネラルを補給しましょう。
もっとも簡単に汗をかく方法として入浴があります。中でも心臓に負担のかかりにくく、長めの入浴が可能な半身浴がおすすめです。目安として38〜40℃のお湯に20分ほどつかります。発汗を促すエッセンシャルオイルや入浴剤を入れると、効率よく汗をかくことができます。ただし、水分補給なしに汗をかくと、血液の粘度が高まり、血液はドロドロの状態になってしまいます。また老廃物を排出する役割を担う腎臓に負担がかかりますので、汗をかく前とかいた後には十分な水分補給をお忘れなく。